須永恵美子・熊倉和歌子編著『イスラーム・デジタル人文学』刊行

2024.04.20

カテゴリ: 出版

須永恵美子・熊倉和歌子編著
『イスラーム・デジタル人文学』刊行のご案内

編著者の須永恵美子さん、熊倉和歌子さんをはじめ、プロジェクトメンバーが多数執筆陣に加わる
『イスラーム・デジタル人文学』が刊行されました。

総勢16名の研究者が示す、イスラーム研究におけるデジタル人文学の最前線!

研究動向、実践、課題と展望そしてイスラーム社会におけるデジタル事情までわかりやすく解説。
デジタル人文学に関心を持つ学生、研究者、ライブラリアン必読の書です。


書誌情報

須永恵美子・熊倉和歌子編著『イスラーム・デジタル人文学』人文書院、2024年2月
ISBN 978-4-409-42025-6
判型・ページ数 四六判・274ページ
定価 本体3200円+税
出版社ウェブサイト:http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b640057.html

目次

第1章 イスラーム・デジタル人文学ことはじめ(須永恵美子/ A03・総括班特任助教)
Column1 アフガニスタン関連資料の電子化——紛争地域における研究資料活用の可能性(登利谷正人)
第2章 デジタル化される聖典——クルアーンとハディースの音と文字(竹田敏之)
Column2 オンライン説教—— YouTubeとInstagram時代のイスラーム(黒田彩加)
第3章 閉じられたテキストを世界に向けて広げる——デジタル人文学とイスラーム法学のテキスト研究(塩崎悠輝/C01班研究協力者)
Column3 Unicodeとアラビア文字——文字をグローバルに繋げる仕組み(徳原靖浩)
第4章 自動文字認識とテキスト化—— Transkribusによるウルドゥー語の自動翻刻(須永恵美子)
Column4 マイナー手書き書体のデジタル化——Transkribusを用いたアラビア語マグリビー体写本の翻刻(棚橋由賀里)
第5章 計量テキスト分析——文字データを量的に解析する方法(山尾大/公募研究)
Column5 アラビア語史料を遠読する—— Voyant Toolsを用いた『歴史序説』解析の試み(荒井悠太/A01班研究員)
第6章 TEIガイドラインとOpenITI mARkdown ——マークアップ手法を用いた歴史研究と分析(熊倉和歌子/C01班研究代表)
Column6 RDF——断片的な歴史知識をデータ化する(太田(塚田)絵里奈/C01班研究協力者、元A03・総括班特任助教)
第7章 ネットワークを可視化する——近世マグリブの伝記史料を題材に(篠田知暁/C01班研究分担者)
Column7 オスマン帝国史とデジタル人文学—— MapOE、コチ大学、ウィーン大学(河合早由里)
第8章 五線譜のデジタル化——クルアーン第1章第2節を例に(石田友梨/C01班研究分担者)
Column8 ソーシャルメディアとイスラーム——新しいメディアによる実践を理解す(二ツ山達朗/公募研究)
第9章 人工衛星で人間活動を測定する——夜間光画像を利用したラマダーンの分析(渡邊駿)
Column9 IIIF ——世界のデジタル資料を比較して閲覧する(須永恵美子)
資 料 イスラーム圏のデジタル資料を扱う研究プロジェクト・公文書館・デジタルアーカイブ(須永恵美子)
あとがき
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