ラシード・ハーリディー(著)、鈴木啓之・山本健介・金城美幸(訳)
『パレスチナ戦争　入植者植民地主義と抵抗の百年史』のご案内

　本プロジェクトのメンバーである鈴木啓之さん（B03班研究分担者／東京大学）の共訳書が刊行されました。著者のラシード・ハーリディー氏は米在住パレスチナ人であり、コロンビア大学エドワード・サイード特別記念教授職に就くパレスチナ研究の第一人者です。

　本書では、著者自身や彼の家族の経験を交えながら、100年にわたるパレスチナ問題の歴史的展開が描かれます。 パレスチナ情勢が混迷を深める中、現在の状況がいかにして作り出されてきたのかを理解するための、重要な一冊です。

　「イスラーム信頼学」では、訳者3名を講師としてシンポジウム「パレスチナの歴史と現在：入植者植民地主義と抵抗の100年を考察する」を開催いたしました。シンポジウムの活動記録はこちらをご覧ください。

 

書誌情報

ラシード・ハーリディー(著)、鈴木啓之・山本健介・金城美幸(訳)『パレスチナ戦争　入植者植民地主義と抵抗の百年史』（サピエンティア71）法政大学出版局、2023年12月
ISBN　978-4-588-60371-6
判型・ページ数　四六判・406ページ
定価　本体3600円＋税
出版社ウェブサイト：https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-60371-6.html

目次

序章
第1章　最初の宣戦布告　１９１７～１９３９年
第2章　第二の宣戦布告　１９４７～１９４８年
第3章　第三の宣戦布告　１９６７年
第4章　第四の宣戦布告　１９８２年
第5章　第五の宣戦布告　１９８７～１９９５年
第6章　第六の宣戦布告　２０００～２０１４年
終章　パレスチナ戦争の一世紀
訳者あとがき
索引