終了しました 緊急講演会「ターリバーン政権復活をめぐる利益と不利益」(Aug. 20)

2021.08.20

カテゴリ: シンポジウム

班構成: A03 移民・難民B02 思想と戦略

B02「思想と戦略が織りなす信頼構築」班とA03「移民・難民とコミュニティ形成」班は急変するアフガニスタン情勢を踏まえ、本講演会を緊急開催いたします。



<開催趣旨>
 2021年7月末から急速に勢力を伸長したターリバーンは、8月15日に首都カーブルを制圧しました。おりしも米軍が完全撤退を完了させようとしていた時期とはいえ、ターリバーンの無血開城による首都制圧は、国際社会にとって高い関心を集めています。
 ターリバーンは1994年秋ごろに結成され、96年9月に首都を制圧すると、厳格なイスラーム化を掲げた政権を樹立しましたが、2001年のアル=カーイダによる9.11同時多発テロ直後に始まった対テロ戦争で政権が崩壊すると、南部を拠点として反政府活動や国際治安支援部隊への攻撃を行っていました。
 今般のターリバーンによる首都制圧と政権樹立に向けた動きがどのような意味を持つのか、ターリバーン政権末期の1999年から国連アフガニスタン特別ミッション政務官として勤務された田中浩一郎先生をお招きして特別講演を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしています。(2021年8月19日編集)

日時:2021年8月20日(金曜日)

【プログラム】
16:00~16:20 山根聡(大阪大学、B02班研究代表者)「ターリバーンの25年」
16:20~17:10 田中浩一郎(慶應義塾大学)「ターリバーン政権復活をめぐる利益と不利益」
17:10~17:30 質疑

司会:山根聡

使用言語:日本語
開催形態:一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(こちらからお申込みください)


共催
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
B02班「思想と戦略が織りなす信頼構築」(研究代表者:山根聡(大阪大学)課題番号;20H05828)
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA); 20H05826)

基盤研究(A)「現代イスラームにおける法源学の復権と政治・経済の新動向:過激派と対峙する主流派」(研究代表者:小杉 泰(立命館大学); 19H00580)
基盤研究(A)「現代南アジアにおけるムスリム社会の多極化の傾向-テロとツーリズム」(研究代表者:外川昌彦(ILCAA); 19H00554)
基盤研究(B)「暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み」(研究代表者:長縄宣博(北海道大学);18H00697)


問い合わせ・連絡先
太田絵里奈 e.otatsukada[at]aa.tufs.ac.jp
https://connectivity.aa-ken.jp/

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