A03班研究成果『移民・難民のコネクティビティ』(シリーズ「イスラームからつなぐ」第4巻)刊行

2024.05.14

カテゴリ: 出版

シリーズ「イスラームからつなぐ」第4巻
『移民・難民のコネクティビティ』刊行のご案内

書誌情報

黒木英充編『移民・難民のコネクティビティ』(シリーズ「イスラームからつなぐ」第4巻)東京大学出版会、2024年3月
ISBN 978-4-13-034354-1
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 6,050円(本体5,500円+税)
東京大学出版会ウェブサイト:https://www.utp.or.jp/book/b10045700.html

目次

総論 移民・難民の身近でグローバルな越境的世界――2023年の危機の中で(黒木英充)

第Ⅰ部 身近なムスリム移民のコネクティビティと信頼
第1章 「グローバルご近所」の可能性――イスラームがつなぐ遠い地域、近い地域(子島 進)
第2章 他者を受け入れる――ムスリム移民との信頼構築に対する異文化間心理学の視点(中野祥子)
第3章 人生を引き受ける――日本のムスリムの死を巡るモスクの活動(岡井宏文)

第Ⅱ部 世界をめぐるムスリム移民のコネクティビティと信頼
第4章 タイにおけるパターン系住民のつながり――定住過程における環境と選択(村上忠良)
第5章 タタール移民第2世代のコネクティビティ――トルコ移住の語りと日本人調査者の立場性(沼田彩誉子)
第6章 フランスのムスリム・コミュニティと移民第2世代――新たなアイデンティティの探究(村上一基)
第7章 ムスリムとユダヤ人の間の信頼構築は可能か――ドイツからの問い(昔農英明)

第Ⅲ部 難民受け入れと支援の歴史と現在
第8章 近代オスマン帝国における難民定住支援――移民村設立にみるコネクティビティと信頼構築(成地草太)
第9章 レバノンのシリア難民――世界最高の難民密度国におけるコネクティビティと葛藤(ラーウィア・アッタウィール/井堂有子 訳)

第Ⅳ部 移民・難民と遠隔地ナショナリズム
第10章 第一次世界大戦期のレバノン・シリア移民――中東地域再編をめぐる信頼の挫折(黒木英充)
第11章 ボスニア移民・難民と国際的ロビー活動――スレブレニツァ事件のジェノサイド認定をめぐって(長有紀枝)

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