終了しました 「『シリア難民の今』を考える公開シンポジウム」(Feb. 9)
2022.01.17
カテゴリ: シンポジウム
班構成: A03 移民・難民
「イスラーム信頼学」A03「移民・難民とコミュニティ形成」班は、特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)と共催で「『シリア難民の今』を考える公開シンポジウム」を開催いたします。
「シリア難民の今」を考える公開シンポジウム
日時:2022年2月9日(水曜日)17時~18時45分
登壇者:
黒木英充(東京外国語大学AA研/ 北海道大学SRC、A03班研究代表者・領域代表者)
景平義文(AARトルコ駐在代表)
ハリル・オスマン(トルコ事務所代表)
モデレーター:長有紀枝(AAR会長、立教大学、A03班研究分担者)
【開催趣旨】
2011 年の「アラブの春」をきっかけに発生したシリア内戦は、10 年以上を経て収束せず、1,300 万人を超える難民・国内避難民が依然として困難な状況に置かれています。AAR は2014 年以降、約360 万人のシリア難民が居住する隣国トルコで、子どもの教育や障がい者支援などを実施してきたほか、シリア国内に残る避難民を支援しています。
今回のシンポジウムでは、中東地域研究を専門とする黒木英充・東京外国語大学教授がシリアとトルコの地域における難民受け入れの歴史について、AAR トルコ駐在代表の景平義文、トルコ事務所代表のハリル・オスマンが、トルコにおける過去 10 年間の難民の状況と課題、トルコにおける人道支援活動およびAAR の支援事業について報告し、参加者の質問に答えてパネルディスカッションを行います。モデレーターは、長 有紀枝(AAR会長、立教大学教授)が務めます。
テーマに掲げた「イスラームと信頼構築」は今日、トルコにおけるシリア難民支援の大きな課題になっています。トルコ国民は当初、宗教・文化的背景を共有するイスラム同胞のシリア難民を「ゲスト」として共感をもって温かく迎えましたが、シリア内戦の長期化に伴い、両者の間に不協和音が生じています。
シンポジウムでは、中長期的な難民支援にあたって、難民と地域住民の信頼関係をいかに醸成していくかの道筋を探り、そこでイスラムがどのような役割を果たすのかを考えます。シリア難民の現状と今後の課題について知見を共有し、私たちに何ができるかを考える貴重な機会です。皆さまのご参加をお待ちいたします。
イベント詳細:
https://aarjapan.gr.jp/event/4138/
使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)
開催形態:一般公開/無料(AARの難民支援へのご寄付をお願いいたします)、オンライン(要事前登録)
事前登録:こちらのリンクよりお申込みください。
https://app.jibun-apps.jp/form/7d9c7481-4f5a-4f9c-9f93-a96da3c1c81a/new
共催:
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/ SRC); 20H05826)
特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
本件お問い合わせ先
難民を助ける会事務局(https://aarjapan.gr.jp/contact/)担当:古川