終了しました ワークショップ「タイにおけるパシュトゥン系住民のネットワーク形成」(Aug. 11)
2021.07.20
カテゴリ:
A03「移民・難民とコミュニティ形成」班とB03「紛争影響地域における信頼・平和構築」班はワークショップ「タイにおけるパシュトゥン系住民のネットワーク形成」を開催いたします。
日時:2021年8月11日(水)13:30-15:30
報告者:村上忠良(大阪大学、A03班研究分担者)
コメンテーター:日下部尚徳(立教大学、B03班研究分担者)
司会:黒木英充(東京外国語大学AA研、A03班研究代表者・領域代表者)
発表要旨
本発表では、東南アジアの「仏教国」タイにおけるパシュトゥン系ムスリムのネットワーク形成について報告します。タイ国内のムスリムは、人口が200~300万人と推計され、人口的に見て最も多い宗教的マイノリティです。特にマレーシアに隣接する南部国境4県のマレー系ムスリムの国家統合が政治問題化しているため、タイ国南部のマレー系住民に関する研究成果は多数蓄積しています。一方、それ以外のムスリムについては、タイ国内各地に分散し、様々な民族集団から構成されているため、タイのムスリムを一つの宗教マイノリティのコミュニティとして捉えることは適切ではありません。そこで本発表では、パシュトゥン系ムスリムがタイ国内で形成するネットワークに着目し、その特徴を、パシュトゥン系(あるいはパキスタン系)のつながりと、イスラームのつながりという二つのコネクティビティの志向性から考察します。
使用言語:日本語
開催形態:一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(こちらからお申込みください)
主催
科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA); 20H05826)
B03班「紛争影響地域における信頼・平和構築」(研究代表者:石井正子(立教大学); 20H05829)
問い合わせ・連絡先
太田絵里奈 e.otatsukada[at]aa.tufs.ac.jp