終了しました 国際研究集会「砂糖、ワイン、ジャウィ文書:17 ~ 19 世紀、文化的風景の変容」(Nov. 9)
2024.10.07
カテゴリ: ワークショップ
班構成: B01 国家体系
本研究集会では 17 ~ 19 世紀の世界の文化的変容について議論する。伝統的に、当該時期の変化はヨーロッパ人の海外進出とその影響として語られてきた。それを相対化するために、先行研究はムスリムの地域間ネットワークやペルシア語の伝播に注目して、西アジアを起点としたインド洋とシナ海をまたぐ歴史空間を構想してきた。本研究集会は、空間設定を同じくしつつも、砂糖とワインという生活文化や外交史料としてのジャウィ(アラビア文字表記の東南アジア諸語)文書を取り上げることで、宗教・言語にとどまらない、ヨーロッパ人をも含み込む豊かで多様な交流の風景を描き出す。
日時:2024年11月9日(土)10:00~17:30(JST)
会場:東京大学 伊藤国際学術研究センター 2 階 EMP ラウンジ(オンライン同時配信)
プログラム
Part I Sugar 10:00 – 12:30 ( JST )
(language:Japanese)
書評会:Norifumi Daito, Sugar and the Indian Ocean World: Trade and Consumption in the
Eighteenth-Century Persian Gulf
趣旨説明:松方冬子
内容紹介:大東敬典
書評:安平弦司 松井洋子 近藤信彰
リプライ:大東敬典
総合討論
Part II Wine and Jawi Documents 14:30 – 17:30 ( JST )
(language: English)
Introduction by Norifumi Daito
Ariel Lopez “Malay Diplomatic Correspondences at the National Archives of the Philippines, c. 1750-1900:
Connections and Comparisons”
Discussant: Hiroshi Kawaguchi
Peter Good “Persianate Luxury: The Tangible and Intangible Legacy of the Indian Ocean Wine Trade”
Discussant: Joji Nozawa
General discussion
詳細はこちらからもご確認いただけます。
使用言語:日本語・英語
開催形態:一般公開/無料、対面・Zoomによるオンライン開催/要事前登録
事前登録:こちらのフォームからお申込みください。
お申し込み後、自動返信メールで zoom の URL をお知らせします。
研究集会開始後もお申し込みできます。
主催:東京大学史料編纂所共同利用共同研究拠点特定共同研究海外史料領域「本所所蔵在外日本関係史料の多角的利用のための翻訳研究」
共催:東京大学史料編纂所、科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築」(略称「イスラーム信頼学」)B01 班「イスラーム共同体の理念と国家体系」(研究代表者:近藤信彰(AA研)課題番号:20H05827)、科研費基盤研究(A)「外交の世界史の再構築:15~19世紀ユーラシアにおける交易と政権による保護・統制」(研究代表者:松方冬子(東京大学史料編纂所)課題番号:21H04355)
協力:東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム