A01班研究成果『貨幣・所有・市場のモビリティ』(シリーズ「イスラームからつなぐ」第2巻)刊行

2024.05.14

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シリーズ「イスラームからつなぐ」第2巻
『貨幣・所有・市場のモビリティ』刊行のご案内

 

書誌情報

長岡慎介編『貨幣・所有・市場のモビリティ』(シリーズ「イスラームからつなぐ」第2巻)東京大学出版会、2024年4月
ISBN 978-4-13-034352-7
判型・ページ数 A5 ・ 304ページ
定価 6,050円(本体5,500円+税)
東京大学出版会ウェブサイト:https://www.utp.or.jp/book/b10045698.html

目次

総論 経済制度のモビリティとイスラーム――その独自性と普遍性(長岡慎介)

第Ⅰ部 貨幣のコネクティビティ
第1章 なにが新たな貨幣を生み出すのか――中世イスラーム社会における貨幣とその変容(亀谷学)
第2章 貨幣を合わせて贈与する――沖縄とカメルーンにおける頼母子講のモビリティ(平野(野元)美佐)
第3章 イスラーム金融はいかに資本主義と対峙してきたのか(長岡慎介)

第Ⅱ部 所有と市場のパラドクス
第4章 前近代イスラーム社会思想にみる経済生活――イブン・ハルドゥーン『歴史序説』における経済モデルと歴史(荒井悠太)
第5章 新たな経済が生まれるとき――中世エジプトのワクフ経済(五十嵐大介)
第6章 「低組織化」システムと市場――現代イランから見るもうひとつの解(岩﨑葉子)

第Ⅲ部 市場とモラルの相克とハーモニー
第7章 関係的取引の比較制度分析――信頼と連結性の視点から(町北朋洋)
第8章 国家なきインダス文明社会における「市場」とモラル、およびそのスケールについて(小茄子川歩)
第9章 市場が開示するモラル・コミュニケーション――イスラミック・ツーリズムにおけるコネクティビティ(安田慎)
第10章 イスラーム経済とポスト資本主義――現代ワクフの再生が作り出す新しいモラル・エコノミー(長岡慎介)

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